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Python Series

ボールパイソンという種は、性質として丸くボールの様にとぐろを巻くことが多くその名で呼ばれているニシキヘビで、モルフと呼ばれる遺伝子による色や模様の多様性を楽しむために近年ブリーディングが盛んなヘビの一種です。

石全般的に自然の形として丸く塊として存在することが多いですが、その性質とボールパイソンの塊感、量感が実に親和性が高くいろんな柄や色に幅のある大理石は無数に存在するモルフとの相性がよく、作り込んだ鱗、磨き上げた石肌は本物を触った時のそれにそっくりです。
このシリーズを制作するときは、はじめにマケットを作るわけではなく、石を見て削りながら模様を探っていくようなライブ感の伴う方法を取っており、蛇を彫る というよりも石とのやり取りが大切となり、石彫をやっている身としては修練でもあります。

私は本筋としてはドラゴンや幻獣と言った幻の存在を圧倒的な存在感のある大理石を用いて結実させることを主なコンセプトとして制作しております。

しかし、幻の存在を立体として結実させるには、生きているものからの学びが彫刻家として常に必要になってくると思っていますので、現存する生き物をモデルに制作を同時並行的に継続しています。
このシリーズの彫刻はライフワークとなりつつあり、この先美しい石たちとの出会いを通して、コツコツと増やしていきたいです。